筐体の設計・製作なら! Produced by 田中金属

筐体ファクトリー

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筐体設計・製作のポイント

筐体部品の分割加工について

Before

筐体の曲げ工程において、一枚板の材料から曲げを行うと、筐体の曲げフランジが金型や加工機械に接触してしまうため、曲げ加工を行うことができない場合がありました。この場合、特殊な金型を別途用意し、曲げ加工の対応を行う必要があります。また、標準の金型での曲げ加工とは異なり、特殊な金型は加工時間が大幅に必要になってしまいます。これらが加工コストを押し上げる要因となっていました。

コストダウン事例

After

筐体の曲げ工程において、曲げフランジが金型または加工機械と接触するために一枚板からの曲げ加工を行うことができない場合がありました。その場合には、接触する曲げフランジの箇所を分割加工し、加工後にそれぞれの部品を溶接またはネジ止めなどで組み立てることで必要な形状、寸法を満たす筐体の製作が可能になります。このように、曲げ工程での作業性を意識した設計を行うことで、無駄なリードタイムを無くすことが可能になります。

筐体をはじめ、ケースやキャビネット、カバー、シャーシなどの板金加工製品において、部品同士が接触しないことは確認されていても、金型と曲げフランジの関係が考慮されずに設計されている場合があります。その場合、特殊な金型の使用、曲げフランジの高さ調整、筐体部品の分割加工などの対応があげられますが、コスト、作業性、設計変更の検討時間などを加味すると分割加工が有効な場合が多くあります。部品同士だけではなく、加工機械および金型との関係も含め設計する必要があります。