筐体の設計・製作なら! Produced by 田中金属

筐体ファクトリー

□30~1000クラスの金属筐体の設計・製作なら! Produced by 田中金属

筐体設計・製作のポイント

筐体部品のダボのピッチ変更による品質向上について

Before

筐体やケース、キャビネットなどを代表とする、組み立てが必要になる板金加工製品において、組み立て作業を行う際に、部品同士の位置決めを行います。その位置決めの際に、位置決めダボを使用することがよくありますが、上図のように上下の位置決めダボのピッチがそれぞれ同じであると、板金加工部品の取り付けを上下方向を逆にして取り付けてしまうリスクがありました。上下方向を逆に取り付けてしまうと、分解作業の発生、または部品破棄を行う場合もありました。

コストダウン事例

After

筐体やケース、キャビネットなどの組み立てが必要になる板金加工製品の場合、位置決めダボを使用することが多くあります。位置決めダボが上下同じピッチであると、どちらの方向でも取り付けが可能になってしまうので、取り付け方向を間違えてしまう可能性があります。そこで、位置決めダボのピッチは上下でそれぞれ異なるピッチにしていくことで、取り付け方向を間違うことがなくなりました。作業員による取り付け方向の確認が不要になり、生産性の向上にもつながります。

板金加工製品の内、筐体やケース、キャビネットなどは外観を重視されることが多く、板金加工部品の取り付け方向には注意が必要です。また、他部品との接続が必要になる部品の取り付け方向を間違えてしまうと、部品同士がうまく接続することができなくなります。これによって、筐体、ケース、キャビネットなどの板金加工部品の破棄や再製作が必要になり、歩留まりが悪くなります。こういった作業場のリスクを低減させる工夫を設計段階から行うことで品質向上を実現することが可能になります。