筐体の設計・製作なら! Produced by 田中金属

筐体ファクトリー

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筐体設計・製作のポイント

筐体図面の角度寸法表記について

Before

筐体やケース、キャビネットなどの板金加工製品において、角度ものの製品があります。その角度ものの板金加工製品の図面表記がすべて外寸法のみの表記で、かつ角度の記載がない場合があります。その場合、仮想点を設け、その仮想点から寸法測定を行う必要があります。仮想点からの寸法測定となるため、一般的な測定器を用いると寸法精度が悪くなり、かつ、作業性もよくありませんでした。また、正確な寸法測定のために特殊な測定器が必要な場合もありました。

コストダウン事例

After

筐体やケース、キャビネットに代表される板金加工製品において、角度もので外寸法のみが表記されている場合には、仮想点を設定し、その仮想点からの寸法測定を行う必要があるので、通常の測定機では測定が困難でした。上記図のように、角度を明確に表記し、内寸法を明記することで内寸法を測定基準とすることができました。これにより、通常の測定機にて完成後の測定を行うことが可能になったので、検査のリードタイムを圧縮することができるようになりました。

板金加工において、寸法表記は外寸のみの表記を基本とします。しかし、角度ものの場合、外寸法のみであると、基準点がないために仮想点からの寸法測定となってしまいます。そこで、内寸法と角度を明記することによって、明確な基準点が分かり、通常の測定機にて測定を行うことができます。しかし、寸法表記は基本的に外寸法を記載するので、内寸法を記載する場合には括弧下記にするなどして、読み間違えがないように目立つように図面指示をする必要があります。